そんなわけで、突然だけど、 Haxe をやってみようかなと思った。
(1) で終わってしまった RSpec 周りの記事は、来年までに拡充したい。多分。
Haxe って何?
マルチパラダイムな汎用プログラミング言語で、 Haxe をコンパイルすることで C++ や ActionScript, Javascript のコードが生成できる。
パフォーマンスが素晴らしいわけではないけど、工夫次第でどうとでもなりそうな感触があって可愛い子だ。
あと、強めの型づけだったりするのだけど、逆に、バグを起こしにくくしている気がする・・・ので、コードを書いて確かめていきたい。
あまり他のブログとかで触れられていない気がするけれど、もう一つ、個人的に素晴らしいと思った特徴がある。
それは、開発環境の整備が容易だということだ。
例えば、ruby などは Windows 上に開発環境を作ることが絶望的に面倒くさい。と、いうよりも LL の開発環境と Windows との相性はすこぶる悪い。
Java や C++ は開発環境のスタンダードがあるが、そもそも気軽に開発をスタートできるような言語ではない。 VisualStudio 高いし。。。
一方 haxe は自動インストーラが、なんと標準で用意されている。 windows でも、 mac でも。
個人的に Windows8 と Mac OSX で haxe をインストールしたが、インストーラを使えば何も迷うことなくインストールできた。
すこぶる便利な世の中になったと思う。
この記事の目標
さて、この記事では、その Haxe を使った開発キット OpenFL の紹介をしていきたいと思う。
マルチプラットフォームな開発キットとして OpenFL というものがある。
これを使って、何かゲームを作ってみようと思うのだけど、まずはサンプルを動かすまで見ていこう。
ゲームの開発自体は HTML5 でやり、同じコードを様々な環境に移すとどうなるか、ひとつづつ見ていきたい。
OpenFL のインストールまで
これもインストールがものすごく簡単だ。
インストールページを見てほしい
ほら、簡単でしょ(^^ と、思わず顔文字を出したくなるくらいに簡単だ。
OpenFL でサンプルを動かすまでに
- Haxe のインストール
- lime のインストール
- OpenFL のインストール
- プラットフォームのセットアップ
と4ステップが必要だが、それぞれ
- そのページにある windows って書かれたリンククリックして、ダウンロードできる exe を実行するだけ
- そのページに有る2コマンドを cmd.exe か powershell あたりで実行するだけ
- そのページに有る1コマンドを cmd.exe か powershell あたりで実行するだけ
- そのページに有る1コマンドを cmd.exe か powershell あたりで実行するだけ
で、できるのだ。
嘘だと思うでしょ?
例えば、 lime setup windows をしてみたらどうなったか、スクリーンショットを見てほしい。
そう。必要なら、半自動的に VisualStudio を持ってきてくれるのだ!!!
mac で iOS アプリを作ろうとした時、ないなら XCode のダウンロードページを開いてくれるし、
android アプリを作ろうとした時、みんなが悩む android コマンドや ndk をどこに置くのか、どこから持ってくるのかも、自動的にやってくれる!!
ちなみに著者は、公式ドキュメント通り、 windows 用のセットアップを終わらせた。
Flash と HTML5 のセットアップは特に必要ないので、ここまでの作業で HTML5, Flash そして Windows アプリの開発まで出来るようになったということになる。
サンプルの実行まで
上のステップ 3 まで終われば、サンプルを動かすことまでできる。
lime create openfl:PiratePig
で動かせるサンプルが作れる。
まず、ビルドをするためには lime build TARGET を実行する必要がある。
早速試してみよう。
cd ./PiratePig
lime build html5
著者の環境では、これでエラーが起きた。
Error: Could not find haxelib "actuate", does it need to be installed?
こんなエラーだったので haxelib install actuate してから、もう一度ビルドを実行。今度は成功した。
コマンドラインから実行もできる。
lime run html5
これで実行可能だ!
そして、 html5 を flash に変えることですぐに flash アプリが、 windows に帰ることですぐに windows アプリが作れる。
次回は、 OpenFL の基礎機能を見て行きたいと思う。
それでは。また。